「組織はリーダーの器以上にならない」は本当か? 役職を捨て、全員が"真のリーダー"になる日

はじめに:残酷な「器」の法則
組織論において、逃れられない法則があります。
それは、「組織は、リーダーの器(力量・熱量・想い)以上には絶対に成長しない」という法則です。
コップに入れた水が、コップの縁より高くならないのと同じように、トップの視座が低ければ、組織全体の視座もそこで頭打ちになります。
これを聞いて、ドキッとした管理職の方もいるかもしれません。
しかし、今日はもう一つの、より重要な視点を提示します。
「そもそも、リーダーとは誰のことか?」という問いです。
1. リーダーシップは「役職」ではない
多くの人が勘違いしています。
「リーダー」=「役職(社長、監督、キャプテン)」だと思っているのです。
違います。
リーダーとは「機能」であり「状態」のことです。
- 会議で沈黙が続いた時に、最初に手を挙げる新入社員。
- ゴミが落ちているのを見て、誰に言われるでもなく拾う部員。
- チームの空気が悪い時に、あえて明るい声を出すスタッフ。
その瞬間、彼らは間違いなく「リーダー」です。
逆に、役職を持っていても、保身に走り、決断せず、熱量のない人間は、ただの「権力者」であってリーダーではありません。
2. 「真のリーダー」はどこから生まれるか
役職で決まったリーダーは、あくまで「役割」を演じているに過ぎません。
しかし、組織の中から自発的に生まれ、周囲を巻き込んでいくリーダーこそが「真のリーダー」です。
もし、組織の成長を「役職者一人の器」に依存していたら、その組織はその人の限界=組織の限界になってしまいます。
しかし、構成員全員が「自分がリーダーだ」という当事者意識を持った時、どうなるでしょうか。
組織の器の大きさは、「全員の器の総和」になり、限界はなくなります。
3. フォロワーシップという名のリーダーシップ
「全員がリーダーになったら、船頭多くして船山に登るのでは?」という反論があるかもしれません。
ここで重要になるのが、「フォロワーシップ」です。
真のリーダーは、別の誰かが良い提案をした時、瞬時に「最高のフォロワー(応援者)」になることができます。
主役を奪い合うのではなく、「今、誰がボールを持っているか」を判断し、その人を全力で支える。
これもまた、高度なリーダーシップの形です。
Pyramid vs Network:一人のリーダーの限界と、全員リーダーシップの無限の可能性
結論:あなたが始めろ
組織が大きくならないと嘆く前に、鏡を見てください。
「上司がイマイチだから」「監督が分かってないから」と言い訳をして、自分を「被害者」のポジションに置いていませんか?
その瞬間、あなたは自分の手で、自分の成長にフタをしています。
役職なんて関係ありません。
熱量を持った人間、想いを行動に移した人間が、その場のリーダーです。
今日から、あなた自身が組織の「器」を広げる一人になってください。
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