LAドジャースに学ぶ「最強」の正体。スター軍団を支える本当の "Team Effort" とは

はじめに:スター軍団の誤解
大谷翔平選手をはじめ、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンといったMVP級のスターを擁するロサンゼルス・ドジャース。 世間は「お金があるから強い」と言いますが、それは本質の一部に過ぎません。
彼らの本当の凄みは、「これだけのスターが揃っていながら、誰よりも"Team Effort(チームのための献身)"を徹底している」という点にあります。
1. エゴを捨てる「Team Effort」
ドジャースにおけるTeam Effortとは、単に「みんなで頑張る」という精神論ではありません。「勝利という目的のために、個人のエゴを完全に排除する」という、極めてプロフェッショナルな行動指針です。
- ポジション変更: チーム事情に合わせて、絶対的な遊撃手であるベッツが二塁や右翼へ回る。
- 契約形態: チームの補強資金を残すために、大谷選手が給与の97%を後払いにし、フリーマンもそれに呼応する。
「俺が主役だ」と主張してもおかしくない選手たちが、真っ先に「チームが勝つためのパーツ」に徹する。 この姿勢こそが、ドジャースを最強たらしめている文化です。
2. フロントと現場の「総力戦」
また、Team Effortはグラウンドの中だけで起きているわけではありません。 編成トップのアンドリュー・フリードマン編成本部長、デーブ・ロバーツ監督、そして無数のデータアナリストたち。
彼らは「同じ言語」で会話しています。感覚だけで采配を振るうのではなく、膨大なデータに基づき、フロントが用意した「最適解」を現場が迷いなく遂行する。 この「フロント×現場の一枚岩」こそが、近代野球におけるTeam Effortの正体です。
3. 「Next Man Up」の精神
ドジャースは怪我人が出ても崩れません。 「Next Man Up(次の男がやるだけだ)」という言葉通り、マイナーから上がってきた無名の選手がすぐに活躍します。
これは偶然ではなく、組織全体で「同じ育成メソッド(OS)」が共有されているからです。 誰が出ても、チームとしてやるべき野球が変わらない。 これこそ、私たちが目指すべき「仕組みで勝つ組織」の完成形です。
結論:全員が「フォア・ザ・チーム」の専門家になれ
ドジャースから学ぶべきは、「才能があるから勝てるのではない。才能ある人間が、誰よりもチームのために汗をかくから勝てるのだ」という事実です。
- スターは、誰よりも献身的に。
- スタッフは、誰よりも緻密に。
- 全員がそれぞれの持ち場で「勝利」に貢献する。
その総和が、揺るぎない「常勝軍団」を作るのです。
ビデオpodcast
この記事の内容を動画でもご覧いただけます
YouTubeで視聴する