「気合」で習慣は作れない。三日坊主を卒業し、運を引き寄せるための「脳の騙し方」
新年の決意も、そろそろ揺らぎ始める頃ではないだろうか。明治大学・堀田秀吾教授の解説動画から、精神論に頼らない「科学的な習慣化」の技術を学ぶ。「高すぎる目標」が逆効果になる理由、やる気よりも先に「体」を動かすべき脳科学的根拠、そして「運の良さ」とはオカルトではなく「試行回数」であるという事実。今年こそ「変わる」ための具体的なメソッドを紹介する。
はじめに:三日坊主は「脳」のせい
「今年こそは毎日〇〇するぞ!」
そう誓った元旦から数日が経ちましたが、継続できているでしょうか?
もし挫折しかけていても、自分を責める必要はありません。
動画でも解説されていた通り、脳は本能的に「変化」を嫌う生き物だからです。
意志の弱さではなく、脳の防衛本能とどう付き合うか。今日はその「攻略法」を整理します。
1. 目標は「高すぎて」はいけない
「毎日1時間ランニングする」「英語をマスターする」
こうした高い目標は、実はパフォーマンスを低下させる原因になります。
脳科学的に正しいのは、「具体的で、手頃な目標」です。
- ×「英語を頑張る」
- 〇「毎日30分、英単語を見る」
「これなら失敗しようがない」と思えるレベルまでハードルを下げ、スモールステップで脳を慣らしていくことが、遠くへ行く唯一の方法です。
2. やる気スイッチは「体」にある
「やる気が出たらやろう」と思っていませんか?
残念ながら、その順番は逆です。
「動く(体)→ やる気が出る(脳)」が正しい順序です。
これは「作業興奮」と呼ばれるメカニズムで、脳の側坐核という部位は、実際に作業を始めないと活動しません。
「とりあえず靴を履く」「とりあえず教科書を開く」。
感情を無視して、まず体を動かすこと。そうすれば脳は勝手についてきます。
Action First のサイクル
体を動かす
脳が活性化(側坐核)
やる気が出る
やる気よりも行動が先であることを示す脳科学的サイクル
3. 「運」とは試行回数のこと
動画の中で最も印象的だったのが、「運のいい人」の定義です。
運とは偶然の産物ではなく、「とりあえずやってみる(試行回数が多い)」習慣の副産物だというのです。
新しいこと、未知のことに柔軟に飛び込み、バットを振り続ける人だけが、ヒット(幸運)に当たる確率を高められます。
「失敗したらどうしよう」と考える前に、コイン投げで決めるくらいの軽やかさで行動すること。それが最強の開運法です。
結論:環境をハックせよ
気合で自分を変えようとせず、「環境(ナッジ)」を変えましょう。
- 勉強道具は机に出しっぱなしにする。
- スマホは別の部屋に置く。
- 「もしAになったらBをする(If-Thenプランニング)」と決めておく。
脳を上手く騙し、努力を「自動化」してしまうこと。
それが、2026年を飛躍させる鍵になります。
