マインドセット / 目標設定• 10分で読めます
「優勝したい」だけでは勝てない。夢を現実に変える『成果目標』と『行動目標』の決定的な違い
多くの人が目標設定で失敗するのは、「願望(結果)」と「計画(行動)」を混同しているからだ。目標には、優勝や売上などの「成果目標(Outcome Goals)」と、そのために毎日行う「行動目標(Action Goals)」の2種類がある。自分ではコントロールできない結果に一喜一憂するのではなく、100%コントロール可能な行動にフォーカスすることの重要性を解説する。
はじめに:その目標、運任せになっていませんか?
「今年の目標はなんですか?」 こう聞かれて、多くの選手やビジネスパーソンはこう答えます。
- 「甲子園で優勝する」
- 「売上1億円を達成する」
- 「レギュラーを獲る」
素晴らしい志ですが、実はこれらは半分正解で、半分間違いです。 なぜなら、これらは「結果(Outcome)」であって、明日からの「行動(Action)」ではないからです。
1. 2つの目標を使い分ける
目標には、明確に異なる2つの種類があります。これらを区別せずに混ぜてしまうと、途中で挫折する原因になります。
① 成果目標(Outcome Goals)
- 定義: 最終的に手に入れたい結果や状態。
- 例: 大会優勝、打率3割、昇進、合格。
- 特徴: モチベーションの源泉になるが、自分だけで100%コントロールすることはできない(相手の強さ、天候、運などに左右される)。
② 行動目標(Action Goals)
- 定義: 成果を得るために、自分が日々実行すること。
- 例: 毎日100回素振りする、1日5件アポを取る、練習後に必ずストレッチする。
- 特徴: 地味だが、自分だけで100%コントロールできる。
2. 「コントロールできること」に集中せよ
成果目標(優勝したい)ばかりを見ていると、負けた時やスランプの時に「もうダメだ」と心が折れてしまいます。なぜなら、結果は相手があることだからです。
一流の人間が徹底しているのは、「行動目標」への執着です。
- 「ヒットが打てるかどうかはピッチャー次第だが、打席でフルスイングすることは自分次第」
- 「契約が取れるかは相手次第だが、笑顔で挨拶することは自分次第」
成果目標は「羅針盤(方角)」として持っておくべきですが、日々の視線は常に行動目標(足元)に向けていなければなりません。
3. ロジックで夢を掴む
正しい目標設定のステップはこうです。
- 成果目標を決める: ワクワクする未来を描く(例:夏に優勝する)。
- 逆算する: そのために何が必要か分析する(例:守備力の強化)。
- 行動目標に落とす: 明日からやることを決める(例:毎日ノックを50球受ける)。
ここまで分解できて初めて、「目標」と呼べます。 「毎日ノックを50球受ける」を365日クリアしたなら、結果的に優勝できなくても、その選手は間違いなく成長しています。それが「行動目標」の最大の価値です。
結論:今日、何をしますか?
「優勝したい」と祈るのではなく、「優勝にふさわしい行動」を積み上げてください。
成果目標は、神様の領域かもしれません。 しかし、行動目標は、あなたの領域です。
今日、あなたは自分の意志で何を達成しますか?
