失敗を責める「減点方式」の組織が、挑戦者の芽を摘む
皆さんは、メンバーに「もっと主体的にリスクを取って挑戦してほしい」と望みながらも、なぜか組織が無難な選択ばかりに終始してしまう、と悩んだことはありませんか?
実は、これは個人の才能やモチベーションの問題ではありません。組織の「評価基準(KPI)」と環境の設計が間違っているのです。
結論から言いましょう。挑戦者を育てるために必要なのは、精神論としての覚悟ではなく、「失敗しても打席に立ち続けられる"構造"の提供」です。
1. 「負けたら終わり」のトーナメント思考を捨てよ
多くの組織は、目先の失敗を恐れるあまり、規律や正確性ばかりを評価し、「どれだけ本気で挑戦して失敗したか(思考回数)」を無視しがちです。
本田圭佑氏が指摘するように、「負けたら終わり」の環境では、誰もがリスクを避けて無難なパスを選ぶようになります。
ビジネスも同様です。出世や目先の成果というエゴを引き算し、打率2割の精神でフルスイングできるリーグ戦のような「実験の場」を組織内に担保することが、ファーストステップになります。

2. リスクテイクを加速させる「出島(デジマ)」の創出
もし既存の組織が縦割りで変化が難しいのであれば、外側に挑戦の「回廊(ゲートウェイ)」を自ら作るべきです。
本田氏が欧州クラブの買収を進めるように、若手やエース候補をあえて厳しい「アウェイの環境」に放り込み、真剣勝負の数で揉ませる。この出島戦略こそが、組織の枠に縛られない例外的なイノベーターを育てる最強のリスクマネジメントになります。

間違った寛容さを捨て、挑戦のログ(事実)を積み重ねていきましょう。その泥臭いプロセスの連続が、3年後、あなたたちの組織に絶対的な天井を破るブレイクスルーをもたらしてくれますよ。
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タグ:組織マネジメント人材育成リスクヘッジ戦略本田圭佑出島戦略リスクテイクエース育成減点方式脱却
