マインドセット / 7つの習慣読了時間: 12分

「監督が悪い」「雨のせいだ」と嘆く前に。コヴィー博士に学ぶ、環境を支配する『2つの輪』の法則

7つの習慣における関心の輪と影響の輪の概念図

はじめに:その悩みは「コントロール」できるか?

「グラウンドが悪いからエラーした」
「審判の判定が厳しいから打てなかった」
「あの上司(監督)はわかってくれない」

私たちはうまくいかない時、つい「環境」や「他者」のせいにしがちです。
気持ちはわかります。実際に環境が悪いこともあるでしょう。

しかし、そこに文句を言い続けて、状況は良くなるでしょうか?
今日は、世界的な名著『7つの習慣』から、環境との正しい付き合い方を学びます。

1. 「関心の輪」と「影響の輪」

コヴィー博士は、私たちが関心を持っている事柄を2つの領域に分けました。

① 関心の輪(Circle of Concern)

定義: 気にはなるが、自分の力では直接コントロールできないもの。

例: 天気、景気、過去の出来事、他人の言動や感情、審判の判定、監督の采配。

② 影響の輪(Circle of Influence)

定義: 自分の力で直接コントロールできるもの。

例: 今日の練習内容、自分の言葉や態度、準備、努力、感情のコントロール。

反応的な人と主体的な人のエネルギーの使い方の違い

2. 「反応的」な人と「主体的」な人

ダメな選手(反応的な人)は、「関心の輪」ばかりを見ています。
「なんで雨なんだよ」「あいつのせいで負けた」。
変えられないものにエネルギーを使い、愚痴を言い、被害者意識を強めていきます。これでは影響の輪(自分の実力)はどんどん小さくなります。

一方、一流の選手(主体的な人)は、「影響の輪」に集中します
「雨なら室内で何ができるか?」「審判が辛いなら、もっと際どいコースを振らない技術を磨こう」。
彼らは環境を無視しているわけではありません。「自分が変えられること」に全精力を注いでいるのです。

3. 環境は「変えられる」

ここからが重要です。
「影響の輪」に集中して自分を磨き続けると、不思議なことが起きます。
影響の輪が広がり、結果的に「関心の輪(環境)」を侵食し始めるのです。

文句を言わずに圧倒的な努力をする(影響の輪)。

監督からの信頼が得られ、起用されるようになる(環境が変わった)。

チームメイトが感化され、練習の雰囲気が良くなる(環境が変わった)。

「環境が悪い」と嘆くのではなく、「環境を変えられるだけの実力(影響力)が自分にない」と認めること。
そこがスタートラインです。

結論:インサイド・アウト(内から外へ)

環境は、外から変えてもらうものではありません。
自分の内面(インサイド)を変えることで、外側の環境(アウト)が変わっていくのです。

今日から、コントロールできないことに悩む時間をゼロにしましょう。
その代わり、今この瞬間に自分ができる「小さな行動」に命を燃やす。
それが、最強のメンタリティです。

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