「監督が悪い」「雨のせいだ」と嘆く前に。コヴィー博士に学ぶ、環境を支配する『2つの輪』の法則

はじめに:その悩みは「コントロール」できるか?
「グラウンドが悪いからエラーした」
「審判の判定が厳しいから打てなかった」
「あの上司(監督)はわかってくれない」
私たちはうまくいかない時、つい「環境」や「他者」のせいにしがちです。
気持ちはわかります。実際に環境が悪いこともあるでしょう。
しかし、そこに文句を言い続けて、状況は良くなるでしょうか?
今日は、世界的な名著『7つの習慣』から、環境との正しい付き合い方を学びます。
1. 「関心の輪」と「影響の輪」
コヴィー博士は、私たちが関心を持っている事柄を2つの領域に分けました。
① 関心の輪(Circle of Concern)
定義: 気にはなるが、自分の力では直接コントロールできないもの。
例: 天気、景気、過去の出来事、他人の言動や感情、審判の判定、監督の采配。
② 影響の輪(Circle of Influence)
定義: 自分の力で直接コントロールできるもの。
例: 今日の練習内容、自分の言葉や態度、準備、努力、感情のコントロール。
2. 「反応的」な人と「主体的」な人
ダメな選手(反応的な人)は、「関心の輪」ばかりを見ています。
「なんで雨なんだよ」「あいつのせいで負けた」。
変えられないものにエネルギーを使い、愚痴を言い、被害者意識を強めていきます。これでは影響の輪(自分の実力)はどんどん小さくなります。
一方、一流の選手(主体的な人)は、「影響の輪」に集中します。
「雨なら室内で何ができるか?」「審判が辛いなら、もっと際どいコースを振らない技術を磨こう」。
彼らは環境を無視しているわけではありません。「自分が変えられること」に全精力を注いでいるのです。
3. 環境は「変えられる」
ここからが重要です。
「影響の輪」に集中して自分を磨き続けると、不思議なことが起きます。
影響の輪が広がり、結果的に「関心の輪(環境)」を侵食し始めるのです。
文句を言わずに圧倒的な努力をする(影響の輪)。
↓
監督からの信頼が得られ、起用されるようになる(環境が変わった)。
チームメイトが感化され、練習の雰囲気が良くなる(環境が変わった)。
「環境が悪い」と嘆くのではなく、「環境を変えられるだけの実力(影響力)が自分にない」と認めること。
そこがスタートラインです。
結論:インサイド・アウト(内から外へ)
環境は、外から変えてもらうものではありません。
自分の内面(インサイド)を変えることで、外側の環境(アウト)が変わっていくのです。
今日から、コントロールできないことに悩む時間をゼロにしましょう。
その代わり、今この瞬間に自分ができる「小さな行動」に命を燃やす。
それが、最強のメンタリティです。
